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法隆寺
飛鳥時代の歴史に触れる、世界最古の木造建築

日本で初めて登録された世界文化遺産のひとつ、聖徳太子が創建した「法隆寺」

聖徳太子が亡き父である先帝用明天皇のために寺の造立を発願し、607年頃に完成した「法隆寺」。世界最古の木造建築が数多く残る法隆寺は、706年に完成した現存最古の三重塔を有する「法起寺」とともに、1993年「法隆寺地域の仏教建造物」として世界文化遺産に登録されました。これらは、中国から朝鮮半島を経由して仏教が日本に伝えられた初期の建造物であり、その後に建てられた建造物群とあわせて日本の仏教建築の変遷を知ることができると高く評価されています。

法隆寺の境内は、大きく西院と東院に分かれています。参道を通って「南大門」を抜けるとすぐに見えるのが、寺の中心である西院伽藍。中央に「五重塔」と「金堂」が並び、「中門」と「大講堂」をつないだ「回廊」がまわりを囲む、法隆寺式伽藍配置です。『日本書紀』によると670年に焼失したと記されており、現在の伽藍は8世紀初頭までに再建されたものと考えられています。往時の姿を今に伝える、世界最古の木造建造群です。一方、西院から東に向かって「東大門」を抜けたところにあるのが東院伽藍。739年高僧行信僧都が太子供養のために建立した「夢殿」を中心とする建造物群があります。国宝・重要文化財に指定された建造物は全部で55棟、仏教美術品は約3,000点に及ぶ、日本を代表する古刹です。
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  • 〒636-0115 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
  • ウェブサイト
  • ・バス停:法隆寺参道下車、徒歩すぐ
    ・JR法隆寺駅から徒歩20分
    ・NCバス、奈良交通バス(法隆寺門参道行き)5分
    ・西名阪道法隆寺ICから15分

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