鹿が草を食む牧歌的な風景
山頂からは東大寺や興福寺などを眺望でき、古都奈良らしい風景が広がる場所。
奈良公園の東にあり、3つの笠を重ねたような山容が特徴なので、三笠山ともいいます。標高342mの山は、芝生に覆われた穏やかな景色が広がり、鹿たちがのんびりと草を食む姿を随所で見ることができます。山頂からは東大寺や興福寺などが眺められ、古都奈良らしい風景が広がります。
春には桜、秋にはススキや紅葉を楽しめるスポット。山頂まではなだらかなように見えて急斜面なので、約30〜40分程度のハイキングとなります。南ゲートと北ゲートから入山でき、入山料がかかります。この若草山の奥に広がるのが神秘の森、世界遺産の春日山原始林です。
山頂には5世紀ごろに築造されたといわれる史跡鶯塚古墳があります。全長103mの前方後円墳で、『枕草子』に登場する鶯陵はここだといわれています。また、毎年1月に行われる若草山焼は冬の風物詩。古都を赤々と照らす炎が山全体に浮かび上がる様が圧巻で、大花火も打ち上げられます。
- 〒630-8211 奈良県奈良市雑司町
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ウェブサイト
- JR近鉄奈良駅から奈良交通バス「春日大社本殿行」で終点下車。山麓まで徒歩約5分。