涅槃像の姿をした阿蘇五岳を望む、最高のビューポイント
大観峰は、阿蘇北外輪山の最高峰。かつては「遠見ヶ鼻」と呼ばれていましたが、1922年に熊本県出身の文豪・徳富蘇峰がこの地を訪れ、その展望の雄大さを称えて「大観峰」と名付けました。その名があらわす通り、阿蘇を代表する絶景スポットです。標高936mに位置する大観峰の展望エリアから見えるのは、阿蘇の町並みや田園風景とともに大パノラマで一望する阿蘇五岳の絶景。その眺めはお釈迦様の寝姿に見えることから「阿蘇涅槃像」と呼ばれています。春は、美しい草原を保つために行われる早春の風物詩・野焼き、夏は新緑とあちらこちらに咲く可愛らしい花々、秋は夕焼けで黄金に染まるススキ、冬は自然が生み出す樹氷の雪景色など、四季折々に表情を変える美しい風景が楽しめます。
天候の条件次第で、カルデラ盆地を埋め尽くす幻想的な雲海を見ることができます。おすすめの季節は春と秋。早朝、風のない日がねらい目です。絶景を楽しんだあとは、食事や買い物も楽しめる阿蘇大観峰茶店でひとやすみ。名物は阿蘇の牧場で採れる牛乳100%のソフトクリーム。濃厚な味わいとコクが人気を呼んでいます。この地で阿蘇の雄大な風景を前に詠んだとされる、徳富蘇峰、吉井勇、高浜虚子の句碑も見どころのひとつです。
- 〒869-2313 熊本県阿蘇郡阿蘇町山田
-
ウェブサイト
- ・JR阿蘇駅から九州産交バス杖立温泉行きで30分、バス停:大観峰下車、徒歩20分
・九州道熊本ICから国道57号、県道339・12号経由で約1時間10分