延命長寿・縁結びの神様を祀る、滋賀のパワースポット
「古事記」より伝わる、太閤秀吉も信仰したといわれる由緒ある神社
古くから「お多賀さん」の名で親しまれている、多賀大社。御祭神は伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)と伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)です。日本最古の書物「古事記」によると、この二柱は初めて夫婦の道を歩んだ大神で、日本の国土に続き天照大神(あまてらすおおみかみ)をはじめとする八百万(やおよろず)の神々をお産みになったといわれています。生命の親神様であることから、多賀大社は「延命長寿・縁結び・厄除け」の神様として信仰が広まりました。豊臣秀吉からも厚い信仰を受けており、母である大政所の病気回復を祈願して米一万石を奉納。その寄進によって、境内の「太閤橋」や「奥書院庭園」が築造されたといわれています。
多賀大社と言えば、絵馬の形にもなっている「お多賀杓子」で有名です。元正天皇が病気になった際、神主がおこわを炊き、しでの木で作った杓子を献上したところ、たちまち治癒されたと伝えられており、今も社殿の中に大きな杓子が祀られています。また平安時代には、東大寺の再建を命ぜられた俊乗坊重源が延命を祈願して参詣。20年の寿命を授かり、再建を達成しました。境内にはその由緒を伝える「寿命石」があり、延命を祈る人が多く訪れます。近江鉄道「多賀大社前」駅前の大鳥居から神社までの参道は、両脇に土産店などが立ち並ぶ「表参道絵馬通り」です。参拝客や多賀名物「糸切餅」を求める観光客など、多くの人でにぎわいます。
- 〒522-0341 滋賀県犬上郡多賀町多賀604
-
ウェブサイト
- ・近江鉄道多賀大社前駅から徒歩10分
・名神高速彦根ICから国道306号経由6km10分 または名神高速湖東三山スマートPA(スマートインター)から8km15分