水郷潮来あやめ園

水郷潮来あやめ園は、毎年5月下旬から6月下旬頃に開催される潮来の伝統行事「水郷潮来あやめまつり」の会場です。約1.3haの敷地面積に、約500種100万株が栽培されており、見頃を迎えると色とりどりのあやめが一面に咲き誇ります。あやめは、「アヤメ」「カキツバタ」「ハナショウブ」の総称。それぞれ花の色や模様に特徴があり、わずかな違いを確かめてみるのも楽しみ方のひとつです。品種によって早咲き・遅咲きのものがあるので、期間中はいつ訪れても美しい花を咲かせたあやめを観賞することができます。

あやめまつり期間中は、さまざまなイベントが開催されています。サッパ舟と呼ばれる昔ながらの手漕ぎの「ろ舟」も運航。船頭さんの語りとともに、あやめが咲き誇る美しい水郷の風景を存分に味わえます。また、昭和30年代前半まで実際に行われていた、「嫁入り舟」が復活。本物の花嫁さんが白無垢姿でろ舟に乗り、花婿のもとへ向かう婚礼の儀式で、あちらこちらから祝福の声が飛び交い、あたたかい雰囲気に包まれます。夜になると園内がライトアップ。昼間と違った幻想的な雰囲気を楽しむことができます。電車でのアクセスは、JR鹿島線「潮来駅」より徒歩約3分。車の場合、東関東自動車道潮来ICより約10分です。