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豊かな表情の石仏に出会える、曹洞宗の寺院

山道に佇む五百羅漢・千体荒神に圧倒される、寄居の古刹・少林寺

少林寺は、1511年に創建された曹洞宗の寺院です。長泉寺の大淍存奝大和尚が開山し、北条氏康の家臣となった藤田右衛門太夫国村、あるいは康邦の開基と言われています。少林寺といえば、本堂の裏手にある山道に沿ってずらりと並んだ「五百羅漢」の石像が有名です。表情豊かな石像を眺めながら山道を登ると、約20分で羅漢山の山頂に到着。寄居市街地を一望し、目前に迫る秩父連峰、眼下に円良田湖を望む絶景が見渡せます。帰り道は、「千体荒神」の道を通るのがおすすめです。山道に並んだ石碑が延々と続く光景に圧倒されます。往路とは違った雰囲気を感じることができます。また、知恵を授ける神様「文殊菩薩」の寺としても知られており、受験シーズンには合格祈願に訪れる受験生でにぎわいます。

少林寺は寄居町のハイキングコース「ふるさと歩道」のスポットでもあります。ひとつは寄居駅をスタートし、少林寺や円良田湖を経由して波久礼駅へ向かう全長8.0kmの円良田コース。寄居町を一望し、遠く筑波山まで見渡すことのできる、歩きやすいコースです。もうひとつは、波久礼駅をスタートし、荒川に沿って由緒ある寺社を巡り、景勝地「玉淀」を経由して寄居駅へ向かう全長8.2kmの玉淀コース。寄居町の豊かな自然を満喫しながら、古刹少林寺を訪れてみてください。
  • 〒369-1205 埼玉県大里郡寄居町末野 2072-1
  • ウェブサイト
  • ・秩父鉄道波久礼駅から徒歩30分
    ・関越道花園ICから約10分

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