不忍池

不忍池は、東京中央部の台東区にある上野公園の南に位置する趣のある天然池です。3つの池からなる周囲約2キロメートルの不忍池には、さまざまな動物、鳥、魚、そして亀まで生息しています。
この池の始まりは数世紀前にさかのぼります。ここは江戸時代に寺院があったことで有名ですが、この寺は19世紀の戊辰戦争によって倒壊しました。不忍池は長年をかけて工事や埋め立てまで行われましたが、保存されることになり現在は上野動物園に隣接しています。
不忍池には鵜の池、ボート池、蓮池の3つの大きな池があり、それぞれの池はおのおのの特徴から名前が付けられています。夏の間、蓮池は一面がほぼ蓮の花で覆われます。中には、日本の他の場所には見られない種類もあります。ボート池では、ボートをレンタルしてゆっくりとボート漕ぎを楽しめます。鵜の池は数百種の鳥が集まります。名前の由来となっている鵜はもちろん、近隣の上野動物園からも鳥が遊びに来ます。バードウォッチャーは、季節ごとにやってくる数々の鳥たちの姿を楽しむことができます。