那須烏山に伝わる、 大蛇伝説の名瀑布
春は桜、秋は紅葉と鮭の遡上が見られる大滝。電車が通る撮影スポットとしても人気
龍門の滝は、那須烏山市の那珂川に注ぐ江川から流れ落ちる、高さ約20m、幅約65mの大滝です。間近に臨める遊歩道があり、滝壺からのダイナミックな風景を眺めることができます。また、滝の上をJR烏山線が通っている珍しいロケーションとして知られており、鉄道ファンにも人気があります。春には満開の桜と、電車、滝を1枚の写真に収めることができる絶好の撮影スポットです。また11月中~下旬には江川の浅瀬を鮭が遡上する光景を目にすることができます。鮮やかに色づいた紅葉とともに、秋の風物詩をお楽しみいただけます。
滝の中段には、直径約4mの男釜(おがま)と直径約2mの女釜(めがま)と呼ばれる2つの穴があります。ここに大蛇が棲んでいたという伝説が残っていることから、「龍門の滝」の名前の由来になりました。滝の入り口近くにある「龍門ふるさと民芸館」では、地域に伝わる民話や大蛇伝説を紹介。また、伝説にまつわる龍神様が眠る龍神洞があり、願い事をすると恋愛成就や全体運がアップするともいわれています。ほかにも、館内には地元の特産品を販売するコーナーや地産地消メニューを提供するカフェも併設。テラス席や展望台からは、滝を一望するすばらしい景色が見渡せます。
- 〒321-0633 栃木県那須烏山市滝
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ウェブサイト
- ・JR氏家駅→東野交通バス馬頭行きで50分
バス停:室町下車、徒歩3分
・東北道宇都宮ICから国道293号経由46km1時間