大井川鐵道

雄大な大井川に沿って、四季折々の豊かな自然の中を走る大井川鐵道。金谷駅～千頭駅間の「大井川本線」と、千頭駅～井川駅間の「南アルプスあぷとライン（大井川鐵道井川線）」の２路線を運行しています。なかでも、大井川本線の新金谷駅～千頭駅間は、蒸気機関車（SL）が営業運転することで有名です。のどかな田園風景の中を、昔懐かしいSLが走る、情緒たっぷりの鉄道の旅が楽しめます（SLの整備期間は運休。期間中は旧型客車を牽引する電気機関車（EL）が運行）。各駅停車の普通電車は全国の私鉄を引退した車両が運行。最新型の電車とは違った乗り心地と、各駅のレトロな駅舎も見どころです。また、不定期で運行する「きかんしゃトーマス号」は子どもたちに大人気。運行日に限り、千頭駅にてトーマスフェア、新金谷駅にて整備工場見学が開催されています。

「南アルプスあぷとライン（大井川鐵道井川線）」は、大井川上流の渓谷を日本唯一のアプト式列車がゆっくりと走ります。大井川水系のダム建設のために作られた歴史を持ち、今は観光列車として運行しています。90パーミルという日本一の急勾配や、川の水面からの高さが日本一となる鉄道橋（関の沢橋梁）、接岨湖の真ん中に浮かぶ湖上の無人駅「奥大井湖上駅」など、見どころも満載です。また、千頭駅と奥泉駅からは秘境と名高い「寸又峡温泉」へアクセスする路線バスが運行。 大井川を代表する絶景スポット「夢のつり橋」も、寸又峡観光のおすすめです。