びわ湖観光船オーミマリン

雄大な琵琶湖に浮かぶ神秘的な島々を巡る観光船、オーミマリン。JR・近江鉄道「彦根」駅から車で約8分の彦根港から、「竹生島めぐり」と「多景島めぐり」の定期観光船が出ています。琵琶湖八景のひとつ、「竹生島」までは約45分。島自体が巨大な一枚の花崗岩でできたパワースポットで、古くから「神を斎（いつ）く島」として人々に厚く信仰されています。日本三大弁財天のひとつ「竹生島宝厳寺」や、本殿が国宝となっている「都久夫須麻神社（竹生島神社）」があり、多くの参拝者がこの島を訪れます。

島を眺める方向によって多様な景色を見せることで知られる「多景島」までは、約20分。周囲約600ｍの小さな島で、古くから島そのものが御神体として崇められてきました。全体が「霊夢山見塔寺」の境内となっており、高さ10.8m、幅7.2mの巨岩に「南無妙法蓮華経」という文字が彫られた「題目岩」があったことでも知られ（※2018年8月に崩落。立ち入り禁止区域あり）、島の一番高いところには明治天皇の五箇条の御誓文が刻まれた「誓いの御柱」が建立されています。定期観光船のほかにも、春には「日本さくらの名所100選」に選ばれている海津大崎の桜並木を船上から観賞する季節のイベント観光船「桜花見船」も運航されています。