メリケンパーク

1868年、国際貿易港として開港した神戸港。この一帯は、近隣の外国人居留地から衣食住をはじめ、あらゆる面で欧米の生活様式が持ち込まれたことで、いち早く文明開化の波を受けました。それ以降、国際港湾都市として発展を続けています。今もなお、異国情緒あふれる街並みが残る人気の観光エリアです。おしゃれな港町・神戸らしい風景を望むスポットといえば、「メリケンパーク」。「メリケン」とは、「アメリカの」という意味の「American」に由来しています。かつてこの場所にあった波止場近くにアメリカ領事館が建っていたことから「メリケン波止場」と呼ばれていました。現在のメリケンパークもその名を引き継いだと言われています。

敷地内には、神戸港のランドマークとなる施設が揃っています。そのひとつが、「神戸ポートタワー」。高さは108m、展望台からは港や市街地、遠く淡路島から大阪湾対岸の山並みまで見渡せます。（現在リニューアル工事で休業中。2023年度に営業再開予定）。ほかにも、神戸港の歴史や船の仕組みを学ぶことができる「神戸海洋博物館」や、阪神淡路大震災の爪痕がそのまま保存された「神戸港震災メモリアルパーク」など、訪れるべき場所も豊富。近隣には、カフェやレストラン、ショップが集まる大型商業施設「神戸ハーバーランド」もあり、のんびりと食事やショッピングを楽しむこともできます。神戸を訪れたら、ぜひ立ち寄りたい観光スポットです。