伝統と産業が共存する文化観光都市
白壁の街並みと柳並木の情緒豊かな景観が美しい保存地区
かつて倉敷は、江戸幕府の直轄領「天領」として栄えた町でした。倉敷川を中心とする一帯は、幕府の保護や周辺の豊かな産物を背景に物資の集積地として成長。川の両岸には当時の豪商らによって建てられた白壁の蔵屋敷やなまこ壁の土蔵などの伝統的な建物が立ち並び、川面に映る柳並木とともに美しい景観が生まれました。いまもなお、昔ながらの風情ある街並みが残る倉敷美観地区は、岡山県を代表する観光地として人気を集めています。歴史的建造物をリノベーションしたお洒落なカフェやショップが軒を連ねており、1年中観光客でにぎわっています。
近年では「倉敷帆布」や「デニム」、「マスキングテープ」といった倉敷発のブランドが注目を集めています。倉敷美観地区には、職人による伝統工芸や倉敷ブランドの商品を扱う魅力的なお店も立ち並び、ショッピングにもおすすめです。どの店も、倉敷に根付いた“美観”を大切にしながら古い建物を保存し、内装に工夫を凝らして、観光客に憩いを提供しています。ほかにも、明治時代に倉敷の発展に寄与した倉敷紡績所を再開発した、蔦と赤レンガの外観が目を引く複合文化施設「倉敷アイビースクエア」や、日本初の私立西洋近代美術館である「大原美術館」があり、文化と芸術の街としても見どころに溢れています。
- 〒710-0046 倉敷市中央1-4-8
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ウェブサイト
- JR倉敷駅より徒歩10~15分