江戸時代の天守が現存する、「南海の名城」
土佐藩初代藩主の山内一豊が築城した、高知のシンボル
高知市の中心街にある、高知のシンボル「高知城」。関ヶ原の戦いの功績により徳川家康から土佐一国を拝領した土佐藩初代藩主の山内一豊が、1601年に築城しました。火災や震災、明治時代に発布された廃城令、太平洋戦争など幾度となく襲ってきた危機を乗り越えて、「南海道随一の名城」と呼ばれる優美な姿を今に残しています。天守が現存する12城のひとつに数えられており、その中でも本丸の建築群がほとんどそのまま現存している唯一のお城です。天守閣や本丸御殿など、15棟もの建造物が国の重要文化財に指定されています。正面の追手門と天守閣を1枚の写真に収めることができる数少ないお城として、人気の撮影スポットにもなっています。
高知城のふもとにある「高知城歴史博物館」では、土佐藩・高知県ゆかりの歴史資料や絢爛豪華な大名道具、美術工芸品の数々が展示されており、見どころも豊富です。周辺の城跡は自然豊かな歴史公園になっており、街中のオアシスとして散策を楽しむのもおすすめです。園内には、山内一豊をはじめ、妻の千代、土佐出身の自由民権運動の指導者であった板垣退助の銅像も設置されています。
- 〒780-0850 高知県高知市丸ノ内1-2-1
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ウェブサイト
- ・とさでん高知城前電停から徒歩約5分
・高知道高知ICから国道32号経由約15分