鬼怒川ライン下り

渓谷美の極みとして名高い鬼怒川渓谷を間近で堪能するなら、「鬼怒川ライン下り」がおすすめです。船頭さんの巧みな櫂さばきで豪快に川を下りながら、自然が生み出した奇岩・怪石の造形美を満喫。春は鮮やかな八汐つつじに癒されて、夏は凉を運ぶ新緑の中で、秋は美しい紅葉に包まれながら、四季折々の絶景をお楽しみいただける約40分の船旅です。ライン下りの乗船場は「鬼怒川温泉駅」より徒歩5分。1日12便運航しており、25名まで貸切可能で、グループでのご利用にも最適です。下船後は、無料シャトルバス（所要時間約30分）で戻ります。
鬼怒川ライン下りは、江戸時代から明治時代にかけて物資運搬に使われた舟運や筏流し（いかだながし）に歴史がはじまります。当時、鬼怒川温泉は会津西街道（下野街道）の宿場町。会津から運ばれた産物などをここで舟に積み替えて、江戸に運んでいました。そこから観光客を乗せた今のかたちへと変化をしたのが、鬼怒川ライン下りだと言われています。4～6月にかけては、コンサワ、ムラサキカシオ、マメザクラ、フジなどの花が見頃。7～8月にはカスミザクラ、ウツギ、マタタビ、ガマズミなどの花や、アユなどの川魚。9～10月にはキキョウやフヨウの花、アオサギやセキレイなどの野鳥に出会うことができるでしょう。