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日本建国・武道の神を祀る、関東最古の神社

12年に1度だけ開催される「御船祭」は、国内最大規模の華麗な水上祭

茨城県鹿嶋市にある「鹿島神宮」は、全国に約600社ある鹿島神社の総本社です。歴史は古く、創建は初代神武天皇が即位する皇紀元年(紀元前660年)にまでさかのぼります。御祭神である「武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)」は国譲りの神話に登場する武神。千葉県香取市の「香取神宮」、茨城県神栖市の「息栖神社」とあわせて東国三社と呼ばれています。江戸時代、この三社めぐりはお伊勢参りに次いで広く親しまれ、今でもパワースポットとして人気があります。

鹿島神宮は日本建国・武道の神様を祀る神社として、古くから皇室や武将の尊崇を集めていました。現在の社殿は徳川二代将軍の秀忠、奥宮は徳川家康、日本三大楼門のひとつに数えられている楼門は水戸初代藩主徳川頼房により奉納されたものです。周辺にある4つの鳥居のひとつ、「西の一之鳥居」は国内最大級の水上鳥居。高さ18.5m、幅22.5mの大きな鳥居が北浦湖畔に浮かぶ様子は、とても幻想的な光景です。

由緒ある鹿島神宮では、年間90もの祭儀が執り行われているほか、武道にまつわる催しやご当地ならではの年中行事も数多く行われており、たくさんの人で賑わいます。中でも最大の祭典は、12年に1度午年に開催される「御船祭」。約3,000人にものぼる大行列と、約120艘の大船団が御祭神の御分霊を祀った御神輿を運ぶ様子は壮大で、水上祭としては国内最大級の規模と華麗さだといわれています。
  • 〒314-0031 茨城県鹿嶋市宮中2306-1
  • ウェブサイト
  • ・JR鹿島神宮駅から徒歩10分
    ・東関東道潮来ICから国道51号経由で15分

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