ひろめ市場

高知を訪れたらぜひ立ち寄りたいグルメスポットといえば、県内のおいしいものが集まる「ひろめ市場」です。「ひろめ」の名前は、この場所に幕末の土佐藩に仕えた名家老として知られる深尾弘人蕃顕(ふかお ひろめ しげあき)の屋敷があったことに由来。屋敷がなくなった明治維新後も、この一帯は市民から親しみを込めて「ひろめ屋敷」と呼ばれていたことから、その名が付けられました。場所は、高知市の中心部である帯屋町アーケードの西端。1998年、土佐の風土に育まれた食文化・商い文化を受け継ぎ、広めていく商店街として「ひろめ市場」が誕生しました。

ひろめ市場は、大きな屋台村のような施設です。場内は「龍馬通り」や「お城下広場」など7つのブロックからなり、飲食店をはじめとして鮮魚店、精肉店、雑貨・洋服屋などの個性的なお店が約70店舗集まっています。それぞれのお店で好きなものを買い、共同のイートインスペースに持ち寄って食べるのがひろめ市場スタイル。カツオやクジラなど高知名物の海鮮・珍味だけでなく、和洋中・エスニックなどのバリエーション豊かな料理にスイーツまで、ありとあらゆるグルメが集結。昼間からお酒を楽しむ、多くの地元客と観光客でにぎわいます。お酒好きが多いといわれる高知らしさを味わえるのも魅力です。