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平家の落人たちが、安住の地に選んだ湯西川温泉

平家落人伝説の地、湯西川温泉に伝わる数々の文化・秘話を後世に残し、伝承する史料博物館

平安時代末期、壇ノ浦の戦いで源氏に敗れ、厳しい追手から逃れた平家の落人たちは各地へ落ちのび、身を隠しながら生活をはじめました。湯西川温泉は、日本各地に残る平家落人伝説の地のひとつとして、古くから知られています。ここを安住の地として定めてから八百余年。以来、湯西川では鯉のぼりを上げない、夜明けを告げる鶏は飼わないといった風習がいまもなお残っています。こうした落人たちの生活様式には、さらに多くの秘話や伝説があります。それらを後世に永く保存・継承する拠点として、復元されたのが「平家の里」です。

茅葺き屋根の古民家が立ち並び、当時の生活を再現した施設内には、見どころがたくさんあります。古くから残る伝統芸能や民話の伝承に活用される、“種々(くさぐさ)伝えどころ”の「郷土文化伝習館」。平清盛公・平敦盛公の雄姿像や特別寄贈された重要文化財「平家物語」の復刻本、当時の生活を垣間見ることのできる資料が展示された、“床しどころ”の「展示館」。盛んにおこなわれていたとされる木杓子つくりの道具などが展示された、“調度営みどころ”の「民芸品加工所」があるほか、平家落人自慢の味として「栃もち」や「おしるこ」が味わえる甘味処があります。毎年1月下旬~3月上旬に開催される冬の風物詩「湯西川温泉 かまくら祭」ではメイン会場となっているほか、6月上旬に開催される「平家大祭」も、多くの人でにぎわっています。
  • 〒321-2601 栃木県日光市湯西川温泉1042
  • ・東北自動車道 宇都宮IC~日光宇都宮道路~今市ICより44km 約1時間
    ・野岩鉄道 湯西川温泉駅~日光交通バス 湯西川温泉行き~湯西川温泉駅バス停よりすぐ

周辺紹介 | 平家の里

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