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日本百景のひとつ、奇岩・巨岩が織りなす幻想的な深山幽谷

棹一本で舟を操る船頭さんとともに、風情ある渓谷美を堪能

猊鼻渓(げいびけい)は岩手県の北上川支流、砂鉄川が石灰岩を浸食してできた約2kmに渡る渓谷。両岸に高さ50mを超す断崖絶壁がそびえ立つ、幻想的な深山幽谷です。その特異な自然景観から国の史跡名勝天然記念物に指定され、日本百景のひとつに数えられています。船頭さんが棹一本で巧みに舟を操る「猊鼻渓舟下り」が有名です。四季折々の風情を楽しみながら自然の渓谷美を満喫する、往復約90分の舟旅が体験できます。見どころは渓谷の奇岩が織りなす美しい風景。猊鼻渓の名称の由来にもなっている、獅子の鼻のようなかたちをした岩「獅子ヶ鼻」をはじめ、藤の太いつるが岩肌にからみつき、5月下旬の花盛りになると岩全体が鮮やかな紫色に染まる「藤岩」、目の前に迫る高さ約120mの大岸壁「大猊鼻岩」など、数々の絶景をめぐります。

折り返し地点の船着場で舟を降りると、対岸の大猊鼻岩にぽっかりと空いた小さな穴へ運玉を投げ入れる「願掛けの穴」があります。10種類(福・縁・寿・愛・願・運・恋・絆・禄・財)から好きな運玉を選んで投げ、見事入ると願いが叶うと言われる運試しスポットです。新緑と紅葉のシーズンには舟上茶会を楽しむ「茶席舟」、12月~2月には温かい鍋や釜飯に舌鼓を打ちながら雪景色を満喫する「こたつ舟」が運航しています。かつて、川の流れを利用して木材を運んだ「木流し」たちが食べていた郷土料理「木流し鍋」を味わうのもおすすめです(冬季限定・要予約)。
  • 〒029-0302 岩手県一関市東山町長坂字町467
  • ウェブサイト
  • ・JR猊鼻渓駅→船着場まで徒歩5分
    ・東北道一関ICから県道19号経由18km30分

周辺紹介 | 猊鼻渓舟下り

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