DIC川村記念美術館

印刷インキを中心にさまざまな分野に事業を展開している化学メーカー、DIC株式会社がその関連会社とともに収集した美術品を公開している美術館。印象派を含む西洋近代美術、20世紀アメリカ美術など独自性豊かなコレクションがあり、それぞれの作品にふさわしい空間にするために、各展示室は意匠や大きさを変えて設計されています。
　17世紀オランダ絵画の巨匠レンブラントの『広つば帽を被った男』をはじめ、フランス印象派のモネの『睡蓮』、さらにピカソ『肘掛椅子に座る女』、シャガール『赤い太陽』など、見応え十分のコレクションたち。そのほか、シュルレアリスムのマックス・エルンスト、第２次世界大戦以降のアメリカ美術からはアンディ・ウォーホル、そして現代日本美術まで幅広く楽しめ、フランク・ステラの大型作品は今までにない感動を与えてくれます。
　敷地内は自然散策路が整備され、多彩な樹木や花々、野鳥や昆虫との出会いを通じて、四季の移り変わりを感じられます。レストランや茶席、ミュージアムショップもあり、アートとともにゆったりとした時間を過ごすことができる美術館です。