赤穂の郷土に想いを馳せる、塩と義士の館
赤穂の塩や、赤穂城、赤穂義士など、郷土の歴史に関する資料を多数展示
忠臣蔵で知られる赤穂義士や、塩の産地として栄えた歴史をもつ赤穂市。赤穂の郷土に関する歴史資料を多数展示しているのが、赤穂市立歴史博物館です。多くの人々から親しまれている赤穂義士と塩づくりを普及・啓発する拠点として、「塩と義士の館」の愛称で呼ばれています。
常設展示は4つのテーマに分かれています。1つ目は「赤穂の塩」。国の重要有形民俗文化財に指定された製塩用具やさまざまな模型を通じて、赤穂流の入浜式塩田の特色や技術、赤穂塩の流通について説明しています。2つ目は「赤穂の城と城下町」。1661年に播磨国赤穂藩・初代藩主の浅野長直が築いた赤穂城の築城技法や城下町の移り変わりについて、発掘調査結果と模型、絵図などで解説しています。3つ目は「赤穂義士」。1701年、江戸城本丸御殿の松の廊下で浅野長矩が起こした刃傷事件から吉良邸討ち入りに至る一連の事件を史実に基づいて解説し、「忠臣蔵」の世界をさまざまな展示とともに紹介しています。最後は「旧赤穂上水道」。当時の人々の暮らしを支えた全国でもまれな旧上水道の仕組みを展示や映像で説明しています。ほかにも、年に1~2回開催される特別展・企画展ではさまざまな切り口で郷土赤穂の歴史と文化を紹介。赤穂義士に関連するオリジナルグッズも販売しています。
- 〒678-0235 兵庫県赤穂市上仮屋916-1
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ウェブサイト
- ・JR播州赤穂駅から徒歩20分
・山陽道赤穂ICから4km10分